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第56回日本網膜硝子体学会総会で発表をしました


12月2日(土)、当院内覧会のちょうど1週間前に、東京国際フォーラムで開催された第56回日本網膜硝子体学会総会で発表をさせて頂きました。

発表タイトルは『裂孔原生網膜剥離の発症と気候との相関に関する検討』です。

網膜剥離という病気は、適切な治療を受けなければ失明に至ることのある恐ろしい病気です。その発症には季節性があるのではないかと以前から考えられておりましたが、それについて統計学的に調査したのが今回の発表内容です。

結論から申し上げますと、夏場に多いのではないかという結果に至りました。この結果は、過去の調査とも一致する内容でした。

開業するまで私が勤務していた西葛西井上眼科病院は、網膜手術の専門病院であり、毎年1000件以上の網膜硝子体手術を行っております。これは東京都内でトップ3に入る手術件数です。

私個人で担当した手術ですと、最多で1日に4名の網膜剥離の患者様を治療したこともありました。

そうした治療を専門として日々を過ごしていく中で、網膜剥離の方が多く来院する時期とそうではない時期があることに気づき、そのことが今回の発表を行うきっかけとなりました。

網膜硝子体手術は私が最も関心があり、自分の生涯の専門にしていきたいと考えている分野なので、開業する直前だからといって、学会で発表するチャンスを逃したくありませんでした。開院前の忙しい日々の中で準備を進め、無事に発表を終えることができましたので、大きな達成感があり、今までしてきた学会発表の中でも最も印象に残るものとなりました。

記念写真撮影をお願いした同僚の眼科医の先生は大変な美食家の方で、写真の右下にFoodie(料理用カメラアプリ)というロゴマークが入ってしまったのは、ご愛嬌ですね。


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