機器のご紹介
当院は常に最新の眼科技術を追求し、最高水準の手術を提供するため、大学病院と同等以上の最先端の眼科機械を使用しております。
最新医療機器による眼科治療
手術顕微鏡(Proveo8®)
眼科手術顕微鏡の上位モデルの中でも新しい機種となります(2019年5月時点)。レンズの特性上、難しいとされていた「高い解像度」と「深い焦点深度」の両立を実現した観察システム(フュージョンオプティクス)を搭載、従来より細かく繊細な手術も対応できるようになりました。また、数ある手術顕微鏡の中でも比較的大きなレンズを使用することで、術野の光を多く集めることができます。さらにその光を100%術者に届けるシステムにより、術野を照らす光量を減らすことができるため、患者さんのまぶしさをやわらげ、光障害を低減することにも繋がります。
白内障手術ガイドシステム(VERION®)
白内障手術時に必要となる切開位置や眼内レンズ固定位置を、顕微鏡と通して投影する装置。従来の直接眼にマークをつけるといった動作がなくなり、患者さんの負担も軽減されました。また、均一な手術創を作成することが可能となり、術前に計算された予想屈折値と実際の術後結果との誤差を減らすこともできます。さらに、乱視矯正レンズや多焦点レンズなど特殊なレンズを挿入する場合や、術中患者さんの眼が動く場合にも有効なシステムです。
白内障手術装置 CENTURION
近頃の自動車は、走行中に人や障害物をセンサーで検知すると、運転手がブレーキを踏まなくても自動的にブレーキをかけてくれるシステムがあります。これは事故を起こす可能性を少しでも低くするために開発された素晴らしい装置です。
眼科手術器機でも、そのようなシステムの開発が進んでおり、当クリニックで導入しております、アルコン社製センチュリオンは、術中の眼内圧を器械で検知した上、最適な眼内圧になるようにコントロールし、術中に起こりうるトラブルの可能性を少しでも低くすることにより、術者の技術+器械の制御システムが相まって、より安全な手術をすることが可能になりました。
ハンフリー視野計(HFAⅡ)
大学病院と同等の機能が備わったモデルです。
より早期の緑内障検出に有効なSWAP、緑内障の長期フォローアップを可能にしたGPA、そして視野全体を1つの数値(%)で捉えることが可能な視機能指標のVFIが測定可能です。早期診断だけでなく、将来の進行予測が可能となりました。
トノメータ TONOREFll
屈折度測定装置/角膜曲率半径測定装置/眼圧測定装置
・1つの装置で屈折度、角膜カーブ、眼圧の3つの検査ができる装置です。
・装置間の移動をなくし、スピーディーな測定が可能であり、患者様のご負担を軽減します。
3次元眼底映像撮影 OCTAトリトン
この検査により、従来の診察だけでは分かりにくかった網膜の状態をカラーマップに変換して、 視覚的に非常に分かりやすく表す事ができるようになりました。
網膜の病気に対する治療方針の決定や、治療効果の判定に役立てることができ、早期発見にも非常に有用です。高画質で高解像度の網膜の断層画像と眼底写真を同時に得ることが可能な次世代の装置です。通常の眼底検査では確認できないような網膜の構造や視神経線維層をマイクロメートル単位で調べることができます。
前眼部OCT CASIA2(カシア2)
CASIA2は非接触で目の表面(角膜)から内面(水晶体)までを、3次元撮影が可能な最新式の検査装置です。従来の検査装置では観察が困難な混濁症例の場合でも、撮影および観察が可能であるため病態の診断精度が向上しました。白内障術前後の検査、角膜混濁、円錐角膜などの角膜疾患の検査、閉塞隅角など緑内障検査に威力を発揮します。患者様の負担を少なく、適切な治療方針のご提供をさせていただくことが可能です。
その他の検査機器
見える範囲(視野)の中に見えづらい部分が無いかとその程度について調べる検査です。初期の緑内障の発見や緑内障の経過観察、また脳外科病変(脳梗塞や腫瘍等)の検出が可能で、中心視野を計測します。
Bi-Blade硝子体カッターは、1サイクルで2カットの硝子体切除をおこなうことができます。常にポートが開口しており、吸引流量はカッティングレートに依存しにくく高速切除設定でも吸引効率を落とさない硝子体切除が可能です。
ニデック社製の検査機械です。レフ(眼の屈折状態)ケラト(角膜の曲がり具合)・トノ(眼圧)・パキ(角膜厚)やアコモド(調節力)を測定できます。
ニデック社製の電子カルテです。眼科内の検査データや画像データを一括で管理しカルテと連携を行っております。
白内障術後に眼内レンズを入れている膜(水晶体嚢)が濁ってくる後発白内障の治療に使用するレーザー装置です。
グリーンレーザは硝子体の手術で使用するレーザです。連続波発振532nmグリーンレーザを使用し、従来のアルゴンレーザと同様の条件で治療が可能です。
光の干渉という性質を利用し、眼底の断層像から得られる情報を画像化する機械です。網膜の断面を観察する事で眼底の状態を詳細に知ることができ、層内部の微細な変化も知ることができ、疾患の早期発見にもつながります。
角膜トポグラファーが一体となった! "Auto Ref-Topographer RT-7000. OPY0.レフケラトメーターの新たなスタンダード. トレフケラト・トポグラフィーの3つの測定が可能です。
白内障の手術に必要な眼軸長(眼の長さ)や角膜の丸みや前房深度、水晶体厚みなど多くの部分の測定を目に触れることなく一度に測定します。
時間を要する視野検査がスピーティーに効率よく行え、日常のルーチン検査の1つに視野検査が追加でき、より高度な患者様のケアが提供できます。眼底検査時に、眼底写真撮影・眼圧測定にくわえて、FDTによる視野検査をおこなう場合もあります。 網膜神経細胞節の最も余剰性が低いとされるM-cell(大型細胞)系内のメカニズムに直接作用し、これらの部位が障害を受けた部位に呼応する視野欠損を効率良く検出します。そのため、緑内障性の視野欠損がより早期の段階で検出可能とされます。
内皮撮影と自動解析が行える、オールインワン・スペキュラーマイクロスコープです。
緑内障はもとより、様々な視野異常の検出に有効です。初期状態の緑内障から進行した緑内障まで、幅広く力を発揮します。また、周辺異常が出現する中期以降の緑内障や進行した緑内障では、動的量的視野検査を行うことで、どのような視野なのかを的確に捉えられます。
「診える」が実感できるスリットランプ「診る」ことへのあくなき探求は、ここまでスリットランプを進化させました。スリットランプは治療することはできませんが、最高の縁の下の力持ちとして活躍いたします。