単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの違い

白内障手術で使用する眼内レンズには、大きく分けて2種類あります。単焦点眼内レンズ(健康保険適用)と多焦点眼内レンズ(先進医療特約適用)です。

 

白内障手術では一般的に単焦点の眼内レンズを使用します。単焦点眼内レンズは、ピントの合う点が1点のみになるため、裸眼で遠方を見やすいように設定すると近方はピントが合わず、老眼鏡が必要になります。逆に裸眼で近方を見やすいように設定すると、遠くを見るときにメガネが必要になります。遠くも近くも裸眼で見えるようにするために登場したのが、多焦点眼内レンズです。

単焦点眼内レンズの説明動画

多焦点眼内レンズの種類と価格

多焦点眼内レンズは遠くも近くも見えるが、価格も高価なためプレミアムレンズとも呼ばれています。初期の多焦点眼内レンズはその特徴から、ハローやグレアと呼ばれる「ぼやけ」や「にじみ」を感じる患者が一定数存在し、また、中間距離が見えづらいという問題もありました。これらの問題を解決するために近年次々と新しい多焦点眼内レンズが開発されてきております。 ​当院は厚生労働省の認定先進医療施設であり、生命保険の先進医療特約に加入している方は、給付金を受けることができます。

当院採用レンズ

回折型多焦点眼内レンズ

テクニスマルチ

レストアトーリック

ファインビジョン

ファインビジョン ​

トーリック

回折型の多焦点眼内レンズは2焦点、3焦点の2タイプがあり、それぞれ乱視矯正が入っているものと入っていないものがあります。2焦点では、遠方と近方(30-40cm)に焦点があり、3焦点ではそれに加えて中間(1m)にも焦点があります。先進医療で使えるのは2焦点のタイプです。3焦点タイプは完全自費診療となります。

焦点深度拡張型多焦点眼内レンズ

テクニスシンフォニー

シンフォニーは、2017年6月に国内発売されたアメリカのAMO社の多焦点眼内レンズです。焦点拡張型(Extended Depth of Focus:EDOF)と呼ばれるタイプであり、先進医療に対応しています。 ​

 

遠方から中間距離までの見え方がより自然であること。デスクトップパソコンの距離は近距離と言うよりも中間距離に近い距離ですので、お仕事でパソコンをよく使われる方にとって良い適応となります。

 

​ ⑵ コントラスト感度の低下が少なく、従来の回折型多焦点眼内レンズよりグレア・ハローを軽減できること。グレアやハローは夜間運転時に特に問題となることの多い症状ですので、佐久市のような車社会にはとてもよく適したレンズと言えます。 ​

 

ただしこのレンズにも弱点があり、それは近距離の見え方が少し弱いことです。よく言われるのは、老眼になりたての頃のような見え方に似ているということです。そのため、読書やスマホを長時間使うことが趣味の方には向かないとも言えます。近くをはっきり見たいという方にはそれに適したレンズもご用意しておりますので、院長にご相談ください。

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